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| 映り |
| 映りとは簡単に言えば相性です。 抹茶映り、酒映り、花映り、料理映りなどさまざまな用途との相性が挙げられます。 古来より茶映りの良い茶碗の最高峰といえば井戸茶碗です。その中でもとくに枇杷色・小貫入とは相性が良いとされ 現代でも 多くの陶芸家が再現しようと躍起になっているぐらいです。 古唐津のなかでも枇杷色のものがあります。 いわゆる奥高麗茶碗と呼ばれるものですが、胴はふっくらし、口辺がやや反っており、丸い安定感のある茶碗です。 こちらも枇杷色のものが尊ばれますが、その理由には茶映りが良いことが挙げられるでしょう。 酒に関しては、酒好きの間で備前の徳利、唐津のぐい呑と呼ばれるほど酒映りも良いようです。 この唐津のぐい呑とは斑唐津を指すことが多いようですが、なるほどお酒を注いでみるとわかります。 斑とよばれるようにお酒をとおして様々な色が浮かび上がりより一層酒欲が増すのです。 唐津の花入には野の花がよく似合うといわれます。 もともと庶民のやきもととして作られた唐津焼ですので、素朴なものと似合うのでしょうね。 私もよく近くの山の雑草とも思える花を活けるのですが、それがまたよく似合います。 料理に関しては色ももちろんのことですが、形が使いやすいとよく言われます。 唐津の皿の形の特徴に区切りがあったり、蛤の形などそれこそ身の回りにあるものをモチーフに作られたものが たくさんあります。 このようにして映り、いわゆる相性は様々な用途において、評判が良いです。 それはやはり朝鮮半島から伝わる少し前より日本独自のやきものとして発祥したことは、 日本人のDNAが何かを感じさせてくれるに 違いありません。 |
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