唐津焼・有田焼を中心に取り扱う陶器ギャラリー。食器、ぐい呑、徳利などの酒器や茶碗、水指、花入などの茶道具まで。
唐津焼ギャラリー 雷山房
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唐津焼の魅力

 
雨漏り

次に雨漏りについてです。
雨漏りとは李朝の粉引や堅手茶碗に象徴されるように、あ
たかも器が雨漏りをしているように見えることから名づけら
れました。

雨漏りといえば、李朝時代の粉引茶碗「銘 蓑虫」が有名
です。

李朝陶磁において雨漏りができるものはめずらしくなく、誰
もが不思議にも思われません。

しかし、日本のやきものの中にも雨漏りが入りやすいものが
あります。

それが唐津です。

もちろん他の産地のやきものでもあるとは思いますが、顕
著に雨漏りや貫入が目立つものは唐津・萩でしょう。

さて、雨漏りはなぜできるのでしょうか。

それは貫入と同じく土の影響が大きいように思えます。
貫入編で先述しましたように土に空洞があるために、焼成中、
本体の中の空気が外に出ようとして表面に小さい穴を作るり
ます。これをピンホールと呼びます。
永年使っていくうち、このピンホールから茶渋などが入り込み
雨漏りとなってゆきます。

実際の画像を見ていただくと良くお分かりになるかと思います。
窯出し直後(粉引カップ)
唐津焼 粉引カップ
使用中
唐津焼 粉引
窯出し直後(粉引カップ)
唐津焼 粉引カップ
使用中
唐津焼 粉引カップ
窯出し直後(粉引カップ)
唐津焼 粉引カップ
使用中
唐津焼 粉引カップ
ご覧になりましたか。
これらの作品もまるでもう数十年も使ったあとのような風格があ
るとは思いませんか。

これらの貫入・雨漏りが入ることにより、古色がでて、しかもしっ
とりとした肌合いに育ってきます。

ぜひご家庭にある器もできるだけお使いください。何気ない食器
も、時間とともに育ってゆくかもしれませんよ。

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