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次に雨漏りについてです。 雨漏りとは李朝の粉引や堅手茶碗に象徴されるように、あ たかも器が雨漏りをしているように見えることから名づけら れました。
雨漏りといえば、李朝時代の粉引茶碗「銘 蓑虫」が有名 です。
李朝陶磁において雨漏りができるものはめずらしくなく、誰 もが不思議にも思われません。
しかし、日本のやきものの中にも雨漏りが入りやすいものが あります。
それが唐津です。
もちろん他の産地のやきものでもあるとは思いますが、顕 著に雨漏りや貫入が目立つものは唐津・萩でしょう。
さて、雨漏りはなぜできるのでしょうか。
それは貫入と同じく土の影響が大きいように思えます。 貫入編で先述しましたように土に空洞があるために、焼成中、 本体の中の空気が外に出ようとして表面に小さい穴を作るり ます。これをピンホールと呼びます。 永年使っていくうち、このピンホールから茶渋などが入り込み 雨漏りとなってゆきます。
実際の画像を見ていただくと良くお分かりになるかと思います。 |
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窯出し直後(粉引カップ)
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使用中
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窯出し直後(粉引カップ)
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使用中
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窯出し直後(粉引カップ)
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使用中
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ご覧になりましたか。 これらの作品もまるでもう数十年も使ったあとのような風格があ るとは思いませんか。
これらの貫入・雨漏りが入ることにより、古色がでて、しかもしっ とりとした肌合いに育ってきます。
ぜひご家庭にある器もできるだけお使いください。何気ない食器 も、時間とともに育ってゆくかもしれませんよ。 |
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